肌の構造とは

肌がたるんでしまう原因の前に、まず私たちの肌がどのような構造をしているかご紹介しましょう。

人間の体は小さな細胞の集まりで、これらが常に細胞分裂を繰り返しながら古い細胞と新しい細胞を入れ替える、つまり新陳代謝を行っていくことで成り立っています。もちろん肌も「肌細胞」と呼ばれるもので、基本的に28日周期で新しい細胞に生まれ変わりながら健康な状態を維持しているのです。

肌の構造そんな私たちの肌の構造は、大きく「表皮層」と「真皮層」の2つに分けることができ、それぞれに役割があります。「表皮層」は私たちが普段目にする皮膚のことで、肌のなめらかさなどといった質感の美に大きく関係します。もう一つの「真皮層」は肌の土台となる部分で、コラーゲンやエラスチンといった繊維細胞が張り巡らされていて、肌のハリや弾力を支えています。また、新たな肌細胞が生まれる場所でもあるため、水分や栄養分を豊富に蓄えている場所となっています。

さて肌のたるみですが、その原因は土台であるこの「真皮層」の衰えであるとされています。つまり、土台の「真皮層」が弱まれば肌は支えを失い、重力に従って下へとたるんでいってしまうのです。そして、「真皮層」の衰えは、加齢と大きく関係しています。

年齢を重ねるとなぜたるみが起こるの?

年齢とたるみと水分私たち人間の体は、約60~70%水分で満たされています。それは、身体を構成している細胞が健康に活動するために、栄養素とともに多くの水分を必要としているからです。一番細胞活動が活発な赤ちゃんの時期には、体内の水分量は80%にも及びますが、加齢とともに減少していき、老年期になると約50%にまで減ってしまうとされています。

このように、体内で水分が徐々に少なくなっていくと、まず臓器など生命維持に必要な細胞へ優先的に水分が供給されるようになります。つまり、生命維持にあまり影響のない髪の毛や肌の細胞への供給は、後回しとなってしまうのです。

その結果、肌細胞は水分不足となり細胞自体が痩せてしまうだけでなく、弾力の基である真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少にもつながってしまいます。このように肌の土台である真皮層が痩せてぺしゃんこになってしまう事によって、弾力を失ってしまった肌がたるみを起こしてしまうのです。

その他に考えられる要因

加齢以外にもたるみを起こす原因と考えられる要因は、外部刺激(紫外線・エアコンなど)やストレス、生活習慣の乱れ(飲酒・喫煙・偏食・睡眠不足など)といったものです。これらは全て肌の水分量と油分量のバランスを崩すものとして挙げられており、肌の乾燥を引き起こす要因とされています。

また肌の乾燥がすすめば、当然の肌のたるみも起きやすくなります。そんな年齢でもないのに肌のたるみが気になるという方は、こうした要因により実年齢よりもずっと肌の老化を促進させてしまっている、と考えられるのです。

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